DIYでアー写真撮影!
去年の冬に
アー写撮影をしました。
大事ですよね。大事らしいですよね、アー写。アーティスト写真。
今回、撮影スタジオとかは利用せずに
友人とDIYで撮影してみました。
そして割とそれっぽくなったので。
その舞台裏をご紹介。
私は考えた。
「低予算で、それっぽく」したい。
じゃあ、「それっぽさ」とはなんだろうか。
被写体の顔か
カメラマンの腕か
高級なカメラか
否、、
もちろん、どれも非常に大事だが
一番大事なのは
「背景」ではないか?
たとえ顔がディーン藤岡で
カメラマンが篠山紀信で
カメラがうん百万で
「今年のクリスマス向けの写真を撮った」としても
大半の人は「サガット」を思い出すだろう。
きっとそうであろう。
それではマズイ。
そんなことを考えるうちに、
「それっぽく」するためには
イメージ通りの背景をきとんと準備することが
なにより大事なのではないかと考えたのであります。
2、背景を探そう
じゃあ、背景を探そう。
探しました。
でもなかなか見つからない。
「こんな感じの色の壁なんだよ」とか
イメージが明確であればあるほど
なかなか場所は見つからんのです。
今回は深い青色の背景ってのが
イメージとしてあったんですけど
いい感じの壁も飲食店だったりして、
なかなか気兼ねなく使わせてもらうことは難しい。
悩んだ私は、
壁が見つからないということを
撮影してくれる友人に相談したんですね。
すると彼はこう言ったんです。
「ていうか、壁、つくれよ」と。
それを聞いて思ったんですよ。
「そうだね」と。
という訳で壁をつくることいたしました☺︎
3、DIYで壁を作ろうぜ
撮影にむけて準備したもの
ベニヤ板 180×90を二枚 一枚900円くらい
塗料 1500円くらい
塗装用のローラー 500円くらい
養生テープ 家にあった
養生シート 500円くらい
広用紙 200円くらい
今回の場合、壁を作るのに
だいたい材料費は4000円くらいですね。
青っぽい、ちょっと暗めの色がよかったので
そういう色の塗料を買いました。
養生シートってのはこういうやつですね。
くるくると巻いてある透明なシートで
はじっこをテープで貼ると
ピロピロと伸びて広げることができます。
汚したくない場所にあらかじめ敷いておく感じですね。
つまりは床とか壁にしきます。
こんな感じで場所を確保して
ひたすら塗るのです。
結構腕が疲れるのです。
パンパンになってきます。
腕が疲れてきて、むらになったところが
なんか逆にいい感じになる気がする。
これはこのままにしておこう。
あとは乾かしておけば
準備は完了。
カメラマンの友人に
「塗りました」と写真を送ったら
「これは大変だったね」と返事がきました。
なんとなくですが、
「本当に塗ってるんだね」的なニュアンスが含まれていました。
もともとはお前が言い出したんじゃねえか!
と多少思いましたが、
いいのです。
手間をかけたぶんだけ
素敵なものができる可能性はあがるのです。
4、撮影当日
撮影に使用したもの
前述の壁
養生テープ
一眼レフカメラ 友人私物
撮影用ストロボ 友人私物
写真加工ソフト 友人私物
つっぱり棒 友人私物
カメラマンの友人 プライスレス
カメラマンはプロの友人がやってくれるのです。
ありがとう。
学生の時に恋バナとかしておいて距離を詰めててよかった。
今回はリハーサルスタジオを借りて撮影しました。
撮影で使いますといったら少々不思議そうな顔だったけど
とても協力的でした☺︎
カラオケとかの広めの部屋ならいいでしょうね。
電源があることが大事です。
さっそく準備しておいた壁(理想の背景)を
養生テープで貼り付けます。
高さが微妙に足りなかったので、
急遽手持ちの箱などを使い
雑技団的に高さを稼ぎます。
高さが足りないくらいで焦ってはいけないのです。
というか、ちゃんと事前にイメトレしておくべきである。
さらに問題発生。
ストロボの光をやわらげるために、
つっぱり棒に広用紙を広げて貼ろうと思ってたんだけど
ひっかけれそうな場所がない。
またもやリサーチ不足。
どうするか。
そうだ、
ここはリハーサルスタジオ。
マイクスタンドをにゅっと伸ばして
つっぱり棒をあてがってみると
つっぱり棒はまる from DWorks on Vimeo.
「専用か!」と言いたくなるほどのフィット感(笑)
気持ちいいんですけど!
なんだかんだ。
こんな感じで、
ちょっとしたピンチをその場のひらめきで解決していくものDIYの醍醐味。
というか、ちゃんと事前に考えておけという話である。
まぁ、そんな感じで準備を進めて。
パチリ
おお。
いい感じではないか。
このなんか、ちょっとムラがある感じの背景。
決して整いすぎていない生々しさ。
パチリ
だんだんそれっぽくなっていく。
まぁ、こんな感じでのびのびと
しっかり撮影をして
壁の継ぎ目とか色味を修正すると
こうなるのである。
それっぽいではないか!
これが
こうなるのである!
予算的にも
材料費は4000円くらい
あとは部屋代でこれは場所によってまちまち。
人によっては自宅でできるでしょう。
修正なんかもフリーソフトとかあるし、
いい時代になったもんですね。
腕がパンパンになりながら塗料を塗って
時間を割いて準備をしても
それでいてイメージに近い背景で写真がとれるなら
超安上がりだし、思い入れも強くなるよね。
DIY。いいよね。
この感覚は忘れたくないのである。
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そて、そんなナナシナの自主企画パート3
「名もなきウタ」の3回目が開催されますので、
お近くの方はぜひ遊びに来てください。
冬っぽい曲を一曲やろうと思っています。
今回でトークパートは一区切り。
北海道から福岡まで、そして熊本まで戻るまでの旅の話です。